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二十四の瞳



1928年(昭和3年)、大石先生は瀬戸内海に浮かぶ
美しい小豆島の分教場に赴任する。
田舎の古い慣習に苦労して染みながら、
12人の新入生の良い先生に育っていく。



ある日、先生は子供のいたずらによる落とし穴に落ちてアキレス腱を断裂、
長期間学校を休んでしまうが、先生に会いたい一心の子供たちは
遠い道のりを泣きながら見舞いに来てくれる。
しばらくして、先生は本校に転動する。
その頃から、軍国主義の色濃くなり、不況も厳しくなって、
登校を続けられない子供も出てくる。
やがて、結婚した先生は軍国教育はいやだと退職してしまう。
戦争が始まり、男の子の半数は戦死し、先生の夫も戦死してしまう。
また、先生の母親と末娘も相次いで世を去る。
戦後、中年になった先生は、また分教場に戻り教鞭を取る。
教え子の中にはかっての教え子の子供もいた。
その名前を読み上げるだけで泣いてしまう先生を
子供たちは「泣きミソ先生」と呼ぶ。
そんな時、かっての教え子たちの同窓会が開かれる。
その席で、戦争で失明した磯吉は一年生のときの記念写真を
指差しながら、全員の位置を示す。


夏休みの読書感想文に🙋





壺井栄のベストセラー小説を2度映画化した松竹は、「昭和3年から終戦の翌年までの激動の時代、大石先生と教え子たちの師弟愛、幾歳月を経ても変わらぬ美しい小豆島の自然、貧しいさや古い家族 制度、戦争によってもたらされる悲劇と対照的に映し出した心温まる感動作です」とコメント。


大石先生を演じた高峰秀子、田中裕子、黒木 瞳(テレビドラマ)ともにこの小説のもつテーマをしつかりと把握し、子供たちとの関わりを大切に取り組んだのではないだろうか。


1954年版

1954年9月14日に封切られた。同年「キネマ旬報 ベスト・テン」で第1位となる。第2位は同じく木下惠介監督作『女の園』、第3位は黒澤明監督作『七人の侍』であった。また、ブルーリボン賞作品賞、毎日映画コンクール日本映画大賞も受賞した。1955年度ゴールデングローブ賞 外国語映画賞受賞。


2007年デジタルリマスター版がリバイバル上映、ならびに発売された(同年以降発売の本作映像ソフトは、基本的にこのデジタルリマスター版と同一のマスターを使用。オリジナル版より不適切部分がカットされている)。



キャスト

大石先生…高峰秀子マスノ…月丘夢路松江…井川邦子早苗…小林トシ子磯吉…田村高廣男先生…笠智衆大石先生の母…夏川静江男先生の妻…浦辺粂子よろずや…清川虹子

飯屋のかみさん…浪花千栄子校長先生…明石潮大石先生の夫…天本英世ちりりんや…高原駿雄松江の父…小林十九二小林先生…高橋トヨ子(小津安二郎作品で知られる高橋とよとは別人である)


子役には、1年生役と、その後の成長した6年生役を選ぶにあたり、全国からよく似た兄弟、姉妹を募集。3600組7200人の子どもたちの中から、12組24人が選ばれた。そして、大人になってからの役者も、その子どもたちとよく似た役者を選んだ。



これにより、1年生から6年生へ、そして大人へと、子役たちの自然な成長ぶりを演出している。撮影は、学校休暇を中心に、1953年春から1954年春に及ぶ。24人は撮影終了後も「瞳の会」と称して時おり同窓会を行い、木下監督の葬儀にも多くが参列した。


1987年版

キャスト

大石久子先生…田中裕子マスノ…紺野美沙子松江…高木美保早苗…野沢直子磯吉…川野太郎

ミサ子…音無真喜子小ツル…神津はづきコトエ…渡辺多美子キヨ…左時枝男先生…坂田明おなご先生…友里千賀子

大石民(先生の母)…佐々木すみ江大石正吉(先生の夫)…武田鉄矢大石大吉(先生の長男6年)…圓山哲也

よろず屋…あき竹城飯屋のかみさん…乙羽信子校長先生…松村達雄チリリン屋…浦田賢一楽士…鈴木ヒロミツナレーション…渥美清

夏休みの宿題には、よい映画だと思います。頑張ろう✌


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