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「健康食品では病気は治らない、好転反応もない」消費者庁が断言!

健康被害も出ている



健康食品による健康被害の内容も、詳しく説明されています。「健康食品は食品なので過剰摂取しても安全」という考えは間違いです。粗悪製品、過剰摂取、アレルギー体質の人の利用、医薬品との相互作用等、さまざまな被害があると考えられており、東京都の調査では、健康食品によって身体の不調を感じた人は利用者の4%程度。下痢や腹痛、発赤や発疹、身体のかゆみなどのアレルギーと思われる症状が多いと報告されています。しかし、消費者の自己判断で利用され、健康被害の正確な実態はわかっていません。

 医薬品は、病気の人を対象にして有効性や安全性が検討されて医師や薬剤師の管理の下に用いられ、もし副作用等の健康被害が出た時には救済する仕組み(医薬品副作用被害救済制度)もあります。一方、健康食品にはそのような制度がありません。

 私の取材でも、健康被害は結構出ており、泣き寝入りしている人も少なくない、と思われます。




でも、消費者が因果関係を証明するのがとても難しいのが実情。そんな時によりどころになるのが、どの日にどの程度の量の健康食品を食べ、体調がどうだったか、という記録です。被害の原因が健康食品だという「因果関係」を直接的に証明するものにはなりませんが、もし、摂取回数や摂取量と体調悪化に相関関係があれば、1つの傍証にはなり得ます。

 そのため、パンフレットでは、利用するなら記録を付けておくように、と記録用紙まで付けられています。利用する際に確認すべきポイントも記載されています(図2)。まさに至れり尽くせりなのです。



図2



飲み始めの体重減少は、健康を害している!?




Q&Aも、計20の質問と回答で、健康食品を解説しています。最初のQが「栄養の偏りや運動不足があるので、健康食品でカバーしたいです」。アンサーは、『健康維持の基本は「栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養」です。この3つに代わる健康食品はありません』

 「簡単に痩せるために健康食品を利用したいです」という問いに対しては、「食事のコントロールも運動もせず、健康食品だけで安全に、楽に痩せることはありません」という回答。解説の中では、次のように説明されています。

 「下痢を起こして栄養不足により筋肉も減ること」、「利尿作用で水分を減らすこと」などによって、飲み始めに体重を減少させる製品もあります。これは健康を害しているだけで、長い目で見るとダイエットにはなりません。

 いやあ、身もふたもない回答が書かれているのです。でも、科学的にはまさにそのとおり。そのほか、多くの人が抱く疑問の数々が、平易に回答・説明されています。




国立健康・栄養研究所のデータベースがお勧め




情報源としてとくに紹介されているのが、国立健康・栄養研究所のデータベース「健康食品」の安全性・有効性情報です。 

 このサイト、ご存知ですか。気になる健康食品について、成分名で検索できます。たとえば水素水なら、ヒトに対する安全性、有効性の両方で「信頼できる十分なデータが見当たらない」が結論。ウコンに含まれるクルクミンであれば、『俗に、「抗酸化作用がある」「肝臓によい」「発がんを抑制する」などと言われているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータは見当たらない』と一刀両断。

 このデータベースは、研究所の科学者が論文等を調べて、科学的な根拠があるかないか、信頼性が高いかどうかをていねいに検討して書かれています。事業者の宣伝文句などは一切、考慮対象ではないので、信頼できます。「この成分、飲んでみたいな」と思ったら、このデータベースでまずは調べてみるのがお勧めです。

 消費者庁は、健康食品の規制に関しては一時、「消費者庁という名前であっても、もう消費者の味方ではないのだな」と思わされました。でも、このところ、景品表示法に基づく規制強化を図っており、消費者への注意喚起も熱心です。

 健康食品は、年間に2兆円を売り上げるという一大産業になっていますが、その陰で泣いている人が少なくありません。健康被害だけでなく、経済的な被害もあります。また、がん患者などで、健康食品の方が食品だから、医薬品、抗がん剤よりマイルドでよい、などと信じ込み、標準的な治療から遠ざかってしまう問題も軽視できません。ぜひ、パンフレットやQ&Aをチェックしてみてください。




パンフレット、Q&Aの印刷物が必要な場合は、消費者庁消費者安全課まで、「食品安全に関するパンフレットの件」で問い合わせを


・国民生活センター・健康食品の摂取により薬物性肝障害を発症することがあります-「医師からの事故情報受付窓口」から-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170803_1.html



・東京都くらしWEB・テーマ別分析平成28年度「危害」
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/tokei/theme.html



少し、調べてみるのもいいかもしれないですね。

あまり過敏にならない程度にね。意識するたびに、ストレスを感じ、逆効果にならないように、気をつけましょう。
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