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大友啓史監督が選ぶ『自分の人生に影響を与えた映画』

『ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録』(1991年)




大友:フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』の撮影を追いかけたメイキングドキュメンタリー。監督の奥さんがカメラを回していたりして、すごく衝撃的な内容だったんです。コッポラが脚本のラストを何通りも書きながら"いや~、どうにもなんない! 俺の人生は終わりだ"と悩んでるところを引き画で撮りながら、"今、私の最愛の人が人生の破滅を迎えようとしている・・・"といった奥さんのナレーションが入ってたり(笑)。

小栗:面白いですね(笑)!

大友:"ほんと、これ最高だな~"って(笑)。フィリピンかなタイかな、いずれアジアのジャングルで、軍のヘリコプターを借りて撮影してるんだけど、当時はリアルに内戦が起きたりしてヘリコプターを貸してもらえなくなったり。監督の狂気がそのまま映画に出ているし、これを観たことで『地獄の黙示録』のようなとんでもない作品がどうやってできたかが理解できて面白かった。小栗くんが『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で"どうやって撮ったの?"と不思議に思ったのと少し似てて、それの大人バージョンというか(笑)。この作品は、なによりコッポラも僕らと同じ普通の人間なんだ、と。七転八倒しながら映画を創っている様子が垣間見えて、とても興味深かったですね。



『ラリー・フリント』(1996年)





大友:『カッコーの巣の上で』や『アマデウス』で有名なミロス・フォアマン監督は、アメリカに行った時会いにいったぐらい大好きで。この『ラリー・フリント』は、『ハスラー』というポルノ雑誌を作ったラリー・フリントの人生を映画化したものなんです。

作品中、彼が出版の自由を訴え、その支持者たちの前で演説するシーンがあるんですが、そこでベトナム戦争の死体と女性の裸が交互に映って。"神が作った肉体をありのまま見せることと、それを跡形もなく損壊してしまうことと、どっちが本当の意味で犯罪なんだ!

"といったことをラリーが叫んで、最後に手を広げるとアメリカ国旗がバッと投影されて。彼の生き様が、表現の自由に殉教したキリストみたいに見えてくる。痺れましたね。しかも、そのシーンがラストじゃなく中盤ぐらいに出てくるもんだからすごい。"脚本を作る時はこのぐらい厚みのあるものじゃなきゃダメなんだ"ということを思い知らされました。



『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009年)







大友:これは完全に今日の気分です。こういう作品を撮ってみたいと思って。さっきの小栗くんの話じゃないけど、僕もこんな脚本だったらコメディ作品を撮ってもいいかな(笑)。

小栗:(笑)最初に見た時は衝撃的でした。最高ですよね!

大友:コメディは、きっとシチュエーションをどう作るかが重要で、脚本がすべてであるような気がします。あの3人は、実は全員真面目に行動してるだけで、特に笑わそうとしてるわけじゃないし。お酒とドラッグで意識が無くなっている間にいったい何が起こってたいたのかをじっくり紐解きながら、それを彼らが自ら知るプロセスでしっかり笑わせていく。こういうのが本当のコメディなんじゃないかなと思いますね。出てくる役者達も楽しそうだし。

小栗:めちゃくちゃ楽しそうです。

大友:日常の中のちょっとした笑いもいいけど、この作品の場合は徹底的にしょうもない設定でしょ? だから圧倒的に面白いよね。

小栗:朝起きてタトゥが顔に入ってたらヤバいですよ(笑)。

大友:ほんとだよね(笑)。





SHUN OGURI 
小栗 旬 1982年12月26日、東京都生まれ。
1998年、『GTO』で連続ドラマ初出演。以降、映画、ドラマ、舞台など多方面で活躍。2003年には蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』に出演、2007年の映画主演作『クローズZERO』、2009年の『同 II』も話題に。2017年は映画『追憶』『銀魂』『君の膵臓をたべたい』の公開も控えている。






KEISHI OTOMO
大友啓史 1966年5月6日、岩手県生まれ。1997年から2年間、ハリウッドにて脚本や映像演出について学ぶ。2012年の映画『るろうに剣心』、2014年の『同 京都大火編』『同 伝説の最期編』は興行収入がシリーズ累計125億円以上の大ヒットを記録。2016年は本作以外にも『秘密 THE TOP SECRET』を公開。2017年は『3月のライオン』2部作の公開



皆さんは、影響を受けた映画ってありますか?

それも含めてお二方の映画にも注目したいですね☺☺☺

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